お知らせ・新着情報

2015年度琳派百図展を開催いたします

琳派誕生~次世代へ
世界に誇る美意識の継承と美の礎

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とき
平成27年
3月13日(金)午前10時~午後8時
3月14日(土)午前10時~午後7時
ところ
宇佐ホテルリバーサイド
宇佐市大字別府六番
TEL.0978-33-2222
主催
きものを創る(有)染と織 三木
宇佐市大字四日市402-2
(国道10号線沿い)
電話(0978)32-7978
後援
社団法人 日本伝統染色工芸保存協会
社団法人 全日本きもの振興会

ごあいさつ

2015年新春早々に、今年もまた「琳派百図展」を宇佐の地で開催できますことは、私共にとりまして何よりの慶びであり幸いでございます。これも偏に日頃のお得意様皆様のご愛顧ご支援のたまものと、こころからの感謝とともに厚くお礼申し上げます。
本年は、琳派の租・本阿弥光悦がここ京都の鷹峯に芸術村を築いてから400年。その節目の年に向け、これまで国内のみならず世界中に幾度もブームを巻き起こしてきた琳派が、今再び脚光を浴びようとしています。こうした中、時代の流れにかかわらず、京友禅を通して琳派の意匠の魅力を一貫して発信していき、その真髄を伝えてまいりたいと考えております。

有限会社 染と織 三木
代表取締役社長 三木幸雄

世界に誇る美意識の継承と美の礎

琳派は、一七世紀はじめに京都の本阿弥光悦や俵屋宗達が平安の王朝文化の復興をめざして大和絵の伝統技法や題材を取り入れ、独創的な絵画や書、工芸を展開したのが始まりです。日本絵画の本流ともいうべき装飾画派であり、その美の系譜は今日のアートやデザインにも引き継がれています。琳派の名称の語源ともなった尾形光琳、そして乾山兄弟がこの様式を見事に発展させ、江戸時代に来朝したフェノロサが光琳を世界最高の装飾画家と呼ぶなど、海外でも注目を集めました。江戸文化は格式張ったものが多く、その対極ともいうべき革新的で風雅な意匠美は当時の最新モードとして政治の中心であった江戸の地で大きな花を咲かせ、酒井抱一や鈴木其一らによって江戸時代の終わりまで継承されています。

光悦・宗達が創始し、光琳・乾山が発展させ、江戸琳派へと継承された「美」の軌跡が、今、ここに。

「琳派」を立ち上げたマルチアーティスト。本阿弥光悦

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卓越したデザインセンスを持ち、日本のダ・ヴィンチとも称されています。刀剣の目利き役であった家業により培われた美を見極める力を基盤に、書・画・漆芸・陶芸の各分野で才を発揮し、マルチアーティストとして当時の文化の担い手であった京の上層町衆を牽引しました。とりわけ、書は「寛永の三筆」の1人に数えられ、色紙、短冊、和歌巻の名品を数多く生み、極限まで装飾化された琳派の礎を築いたとされています。京都洛北・鷹峯に日本美術のルネッサンスの地「光悦村」を開いたことでも知られ、多くの芸術家が結集し繁栄をみせ、王朝の美の復活に取組んでいます。

もうひとりの「琳派」創始者の天才絵師。俵屋宗達

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生没年不詳の天才画家。扇絵や掛軸などを手がける作画工房「俵屋」を率い、厳島神社の「平家納経」の修復にも参加するなど、早くからその実力が認められていました。
そして、もっとも宗達の才能を開花させ、世にその名を知らしめたのは本阿弥光悦であったと言われ、互いに刺激しあいながら、自ら考案した「たらし込み」「彫塗り」などの技法を用いて、最高傑作「風神雷神図屏風」などを創出。

既成の様式や意匠にとらわれない自由闊達な表現力や筆致は特に評価が高く、「形態の魔術師」と賞賛され、朝廷より絵師としての最高位「法橋」を与えられるまでに登りつめています。



「琳派」を極めた兄弟と江戸の画家たち。 尾形光琳 尾形乾山 そして江戸琳派

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光琳・乾山は京都の呉服商「雁金屋」に生まれました。光琳は最初狩野派に絵を学ぶものの、同じ京都の町衆出身の光悦や宗達の作風を慕うようになり、自由で流麗、装飾性あふれる画風を確立。「紅白梅図屏風」「燕子花図屏風」など国宝、重要文化財の傑作を多数生み出し、世界を代表する画家へと駆け上がりました。乾山もまた兄とともに豊かな芸術的環境に育ち、触発しあいながら作陶を学び、三十六歳のとき乾山焼を興しました。それまでの「写しもの」が主流であった陶器の世界に絵画性を吹き込んだ作風は日本陶芸史に不滅の輝きを放ち、京焼・清水焼の発展の礎となったと言われています。光悦、宗達に始まり、光琳と乾山によって、芸術の高みにまで極められた琳派の世界。その後の、渡辺始興や酒井抱一、鈴木其一といった江戸文化の一翼を担う多くの画家たちによって伝えられていきました。中には、画風を変貌させる風雲児もいたものの、粋さ、大胆さ、斬新さといった気風や味わいは不変のもので、近代の日本画にも多大なる影響を及ぼしています。

琳派の系譜

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